こんにちは。長野県で新規就農を目指している、じゅん(@junichi_aikawa)です。
突然ですが、新規で就農を希望する人はブログを書くべきです。
なんで新規就農者はブログを書くべきなんですか?
ブログと農業関係なくない?
いえいえ、ブログは新規就農者を支える最強ツールですよ!
この記事ではなぜ新規就農者がブログをやるべきか?を説明していきますね。
新規就農者がブログをやる事でこんなメリットがあります
- 名刺代わりになる
- 本業以外の収入が得られる
- 自分の農園の宣伝広告効果が見込める
- ブログを使って実際に商品を販売する事が出来る
- 文章力が上がるので販売力がつく
- マーケティングスキルが身につく
- ITスキルも身につく
- ブログを通じて人と応援してくれる人達と繋がれる
何となくやっておくと役に立ちそうだと思いませんか?
細かく一つ一つ見ていきましょう。
新規就農者がブログをやると名刺代わりになります
農家は数の上では圧倒的に個人事業主が多いですが名刺を持っていない農家さんは結構多いです。
自分が今までお会いした農家さんでも持っている人の方がレアでした。
個人的には、個人事業主の農家さんほど名刺を持つべきと考えてます。
自分が新規就農した時には必ず名刺を作る予定です。
また、その名刺にはQRコードなどで自分のブログサイトへのアクセスが出来るようにしておきたいと考えてます。
話をブログに戻します。
ネット関連で仕事をしているフリーランスの人たちなら、わかりますが農家にブログを、しかも名刺代わりに必要でしょうか?
結論から言いますと必要ではないと思います。
しかし、あれば役に立つと思います。
名刺を持っている農家さんは少ないと書きましたが、ブログをやっている人はもっと少ないと思います。
そういった特殊なレアリティ、尖った個性はこれからの時代を生き抜くのに何も農業に限らず必要になると思います。
ブログでは自分が栽培している商品の事やどんな方法で栽培してるか等を伝える事が出来ます。
「ああ、こんな栽培をしているのか」
「こんな人が作っているんだ」
などと自分の農業に対する熱い思いや商品に対するこだわりを伝える事が出来ます。
それを様々な方法でお客様、取引先、関係者に伝える事が出来るのがブログの良さだと思います。
ブログが名刺代わりになると書きましたが、実際にはブログは名刺以上に強力な武器になると考えています。
新規就農時の不安定な収入をブログ収入でサポート
新規で就農をした人達に全国新規就農相談センターが2018年に実施した、新規就農で一番の苦労した事は?というアンケートによると1位の農地の確保とともに、2位の資金の確保というのが他の項目を大きく上回っております。
農地と資金の確保の2項目を選ぶ人の割合は年々高くなっているんだ
この調査からもわかるとおり、お金にまつわる苦労を多くの新規就農者はしている事がわかりますね。
そこでブログです。
ブログという言葉から思い浮かぶ一般的な事って皆さんなんでしょうか?
ウィキペディアを調べてみると
ブログ (blog) は、World Wide Web上のウェブページに、覚え書きや論評などを記すウェブサイトである。「WebにLogする」のウェブログ (weblog) をブログ(Blog)と略称する[1]。執筆者はブロガー (blogger)、個別記事はブログエントリーと呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なんだか余計わからないわ
要はネット上に日記などを公開する事です
人の日記なんて興味ないですけど
だいたい、日記を書いてお金になるの?
読者に役に立つブログを書く事により収益化は可能です
実際に多くのいわゆるブロガーという方たちがブログで収益を発生させています。
中には月数百万~数千万稼ぐインフルエンサーと呼ばれる凄いブロガーの方たちもいます。
manablogと呼ばれるブログを運営するマナブさんなどは自分も尊敬する方です。
勿論、このような方たちのようになるのは並大抵の事ではありませんが、生きた証拠です。
収益化の方法は別記事に書きますが、ここではまずはブログは収益化出来るという事を覚えておいてください。
月数万円でも収益があれば本業の農業が軌道に乗るまでの収入が少ない期間に、大きな手助けとなるでしょう。
ブログを書く事により新規就農後、自分の農園の宣伝広告効果が見込める
農家の販売先
農業をやるからには収穫した野菜なり果物を販売する必要がありますよね?
その販売先って、どこかわかりますか?
一般的に農家がその商品を売るのは農林水産省発表の資料によりますと
- JA(農協)などの出荷団体
- 市場
- スーパーや百貨店などの小売業者
- メーカーなど業務加工用
- 外食チェーンなど
- 直売所などの直接販売
などがあります。
農家の販売先って、いろいろあるんですね!
農家の販売規模別の販売先
次に農家の販売規模別の出荷先を見てみましょう
農産物販売金額規模 | JA(農協) | 農協以外の出荷団体 | 卸売市場 | 小売業者 | 食品製造業・外食産業 | 消費者に直接販売 | その他 |
300~700万 | 67% | 8% | 4% | 5% | 1% | 10% | 4% |
700~1,500万 | 65% | 10% | 12% | 3% | 2% | 8% | 2% |
1,500~3,000万 | 65% | 10% | 13% | 3% | 2% | 6% | 2% |
3,000~5,000万 | 68% | 11% | 11% | 3% | 1% | 4% | 2% |
5,000~1億 | 68% | 13% | 10% | 3% | 3% | 1% | 2% |
1億円~3億 | 57% | 17% | 13% | 5% | 5% | 1% | 3% |
JAが圧倒的ではありますが、消費者に直接販売というのも、その規模が小さい程、割合が大きくなります。
販売規模の小さな新規就農者にとっては、直接販売は、その売り上げの約1割程度を占めるのです。
売り上げの一割って結構大きいですよ
消費者に直接販売する
消費者に直接販売?
そのままです。
農家自身が自分で野菜などを、お客さんに直接販売する事です。
直接販売は自営の直売所で販売する方式、移動販売、その他ネットでの販売もあります。
また昔は朝収穫した野菜などをカゴに入れて自分で各家庭を回っての販売などをする振り売りと言われる方式の販売もありました。
現在の移動販売はそれに近い方法ですね。
その集客のためにブログが広告や宣伝の効果を発揮するのです。
ブログをやることで全世界に向けて、実質無料で自分の農園についての宣伝広告効果が期待できる
ブログはネット上にアップする事により不特定多数の人たちに見てもらう事が出来ます。
そしてそのネットは、もちろん全世界に向けて解放をされておりますので、その市場は巨大です。
極端でも何でもなく、日本在住の人だけでなく海外に住んでいる人にも自分の農園やその商品を宣伝出来るのです。
上手くやれば、その広告効果が絶大です。
ちなみに宣伝広告費というのは結構な値段がいたしますが、参考まで600万部の発行を誇る某新聞社に広告を打つ場合、最低330万円からで、最大4,000万円です。
雑誌の有名どころで週刊文春などですと発行部数60万弱で広告費用は一番小さな豆雑報でこそ4万5千円ですが、カラー写真入りで目立つようにしたい場合はもっと高くなり、最大で240万円ほどです。
しかし、ブログですとパソコンさえ持っていれば基本的に料金はブログを始める際に必要なサーバーのレンタル料金とドメイン料金だけです。
どうですか?
ブログの持つ可能性に少しづつ興味が湧いてきませんか?
就農後、ブログを使って実際に商品を販売する事が出来る
ブログをやる事で自分の農園の宣伝広告効果があるとお話いたしましたが、ブログを使って実際に販売なども可能です。
方法は直接、間接、いろいろとございます。
一番簡単なのは商品詳細と電話番号を載せて電話にて販売受付をするなどでしょうか。
DMを使った販売なども出来ますし、方法は多岐にわたります。
これも限られた地域の限られた人たちへの販売では無く、当然どこへでも、どなたにでも販売が可能な方法です。
ブログをやると文章力が上がるので販売力がつく
ブログをやっていると当然文章を書く量が多くなります。
一旦書いた記事でも後に何度も見直しをしたりして修正を加えていきます。
たまには人に意見を求めて追加や変更などもしていきます。
必然的に文章を書くスキルが上がっていきます。
ネットを介して商品を購入するお客様は商品の写真や説明、その他にも生産者の人間性といった要素を勘案して最終的に購入をいたします。
その中でも、商品に関する魅力を伝える手段として、文章力は大きな武器です。
スーパーなどでもPOPなどを見て購入を決定される人がいると思いますが、文章力やキャッチフレーズなどを考え、生み出す力というのは必ず販売に役立ちます。
例えば
地元産、朝どれのトウモロコシで甘みがあってとても美味しいです。
新鮮なトウモロコシを是非ご賞味ください。
お値段は100円です。
なるべく早めにお召し上がりください。
朝どれのトウモロコシは甘さが違い異次元の美味しさです!
地元産だからこそ出来る新鮮とれたてのトウモロコシを今日だけ特別に!
農家だけが味わっていた特別な味をご賞味ください。
これで一本たったの100円。
今日中に食べられない人は買わないでください。
皆様はどちらのトウモロコシを買いたいですか?
ブログをやる人は、この文章を書くという作業を繰り返し繰り返し行い、更に自分の文章を見直し、ブラッシュアップしていきますので、自然とそういった能力が身につくのです。(自分もまだまだ修行中です)
人気のあるブロガーのオススメ商品が売れたりするのは、人気があるから売れるだけではないのです。
その商品の特徴などを的確にとらえ、メリットを魅力的に伝える方法を知っているから、売れるのです。
その結果、人気が出て、更に売れるという好循環が発生するのです。
人気ブロガーも最初から人気があったわけではなく、その文章力をブログを介して磨いてきたのです。
少し話がそれてしまいましたね。
この記事ではブログをやると文章力が上がる。
その結果、商品を販売する力がつく、というお話をさせていただきました。
ブログをやるとマーケティングスキルが身につき就農後に役立つ
マーケティングスキルってなんですか?
マーケティングスキルとは簡単に言うと商品やサービスが売れる仕組みを作ることが出来るスキルです
ブログで商品を販売しようとした場合、このマーケティングスキルが必要になります。
マーケティングをするとは、
- 顧客のニーズを探るための市場調査や情報収集
- 集めたデータの分析
- 商品を売るための戦略立案と実行
- 効果の確認及び改善案の立案と実行
をする事です。
このような商品を売るための仕組みづくりに関して、PDCA(Plan=計画, Do=実行, Check=評価, Act=改善)のサイクルを回して、売り上げを向上させていく事です。
なんか内容が難しいですね
マーケティングは奥が深いですが、徐々に勉強していきましょう!
まずは実際に商品の販売を初めてみましょう。
簡単なのはアフィリエイトを始める事です。
アフィリエイトなら自分の紹介出来そうな商品を検索して、試しに販売してみる事が出来ます。
やる中で失敗を繰り返しながら少しづつスキルが身についていきます。
なにごとも最強の勉強方法は実践することですよ。
ブログをやるとITスキルも身につく
本格的にブログをやろうと思うとIT関連のスキルや知識があった方が良いです。
ブログを立ち上げるには企業が運営をしている無料のサイトでない限り、自分で諸々の準備をする必要があります。
丁寧にやり方を解説している、ブログサイトもたくさんありますので、それほど難しくはありませんが、説明を読みながら実行することは必要です。
やる事は
- サーバーの契約
- ドメインの取得
- 契約したドメインをサーバーに設定
- 独自SSLの設定
- WordPressをサーバーにインストール
- ブログの設定をする
言葉の意味すら良くわからないわ
大丈夫です。自分も最初はそうでした。
順番に丁寧に誰でもわかりやすく1から10まで説明をしてくれているブログサイトがあります。
そういったサイトを実際スタートするにあたり、調べたり説明を読んだりしているうちに、ブログの知識とともにIT関連の知識やスキルも自然と身についていきます。
おすすめはブロガーのヒトデさんのサイトなどです。
自分もこのサイトを見ながら設定したら簡単に出来ました。
ブログを通じて新規就農を応援してくれる人達と繋がれる
最後にブログをやる事の最大のメリットは、そのブログを通じて様々な人と繋がりを持てる事です。
ブログをやっていると人が集まります。
記事を書く中で自分の価値観がブログには出てきます。
その価値観に共感していただける人、あるいは興味を持っていただける人と交流する機会が生まれます。
この記事では新規就農者はブログをやるべきと書いていますが、それはその新規就農というリスクも伴った人生の一大転機に際して、それを様々な形で応援をしてくれる人と繋がりを持つ事が出来る強い武器だと思うからです。
綺麗ごとを言うつもりはありませんが、これはお金には変える事の出来ない絶対的な価値を有していると思います。
本記事では新規就農者がブログをやるべき8つの理由をお伝えしてきました。
- 名刺代わりになります
- 本業以外の収入が得られる
- 自分の農園の宣伝広告効果が見込める
- ブログを使って実際に商品を販売する事が出来る
- 文章力が上がるので販売力がつく
- マーケティングスキルが身につく
- ITスキルも身につく
- ブログを通じて人と応援してくれる人達と繋がれる
就農に興味のある方は下記記事もご参考まで
この記事を通じて少しでもブログに興味を持って取り組んでみたいという人が多く現れると嬉しいです。
ではでは。
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