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米ぬかぼかしの簡単な作り方 

水田の中の案山子

この記事では家庭菜園で毎年使う米ぬかで作ったぼかし肥料の簡単な作り方をご紹介いたします。

米ぬかぼかしって費用が安いって聞いたのでチャンレンジしてみたいけど

「面倒そうだし」

「失敗する事もある」

ようなので、「どうしようかなあ」と一歩踏み出せないあなたに、

大丈夫です!

やり方は簡単です。

材料も米ぬかさえあれば、後は家にあるもので何とかなります!

年間30種類以上の野菜栽培の肥料をほとんど米ぬかぼかしだけで栽培している筆者が簡単で失敗の少ない米ぬかぼかし肥料の作り方を教えます。

なぜ米ぬかぼかしが良いのか?について、もう少し詳しくはこちらの米ぬかを使えば家庭菜園の肥料代がタダになります。の記事をどうぞ。

目次

米ぬかぼかしとは?

米ぬかぼかしとは、凄くざっくりと言いますと米ぬかと油かすなどの有機物に土などを加えて発酵させた肥料です。

土に肥料分を混ぜてぼかす(薄める)というところから、その名前はきております

ぼかし肥料の原料として良く使われる有機物は下の例のとおりです。

ここでは米ぬかを使いますが、他の有機物も混ぜて大丈夫です。

コーヒーを飲むのであれば乾燥させて取っておいて混ぜてもエコで良いと思います。

有機物の例

  • 米ぬか
  • 油かす
  • 酒粕
  • 魚粉
  • 牛糞、豚糞、鶏糞
  • コーヒーかす
  • ふすま

米ぬかぼかしを作るのに必要な材料

米ぬかぼかしに必要な材料や作り方をネットなどで検索すると様々な材料が必要で、それを買っていたら結局、手間と労力などを考えると、作るメリット無くなってるなと思う事が多々ありました。

もっとお手軽にかつ、家にある材料で何とかならないのか?といろいろと試した結果、ありました。

米ぬかぼかしを作るのに必要な材料は

  • 米ぬか
  • 段ボール箱(量に合った大きさで)
  • 少し丈夫で大き目な透明ビニール袋2~3枚(大きめの方が使いやすい)
  • 土(庭の土、無ければ公園などで少し取ってくる)

以上

お手軽じゃないですか?

後は家に”あれば”加えたいというものがいくつかありますが、必須ではないです。(←ここポイントです)

本当にこれだけで作れます。

分量がどう、とか割合がどうとかも一切ありません。

では具体的な作り方を説明していきますね。

あれば加えたいもの

  • 納豆の入っていた箱を洗った水(納豆菌を入れたい)
  • コーヒーがら
  • 石灰
  • 鶏糞

米ぬかぼかしの簡単な作り方

米ぬかを手で持っている

ぼかし肥料の作り方は大きく別けて好気性発酵と嫌気性発酵と2通りの作り方があります。

ここでは手間のかからない嫌気性発酵での作り方を紹介いたします。

※好気性発酵も今度挑戦してみたいと思います。

  1. ビニール袋を段ボールの中に被せるように設置します
  2. 米ぬかをそこに入れます
  3. 土をシャベル一杯分くらい入れて良く混ぜる
  4. 少しづつ水を入れながら混ぜる
  5. 握ってみて固まり、指で押せばパラパラと崩れるくらいの固さが目安
  6. 袋から可能な限り空気を抜いて結ぶ
  7. 袋の上に更に袋を置き、そこに水を入れて結ぶ
  8. 段ボールの蓋を閉めて放置
  9. 夏場なら1か月、冬場なら2~3か月くらいで発酵完了
  10. 近くで嗅いでみて甘酸っぱい匂いがすればうまく発酵している証拠
  11. 固まりを崩して乾燥させます
  12. 後は袋に入れ保管

もう少し詳しく説明いたします。

1.~3.ビニール袋を段ボールの中に被せるように設置して米ぬかと土をシャベル一杯分くらい入れて混ぜます。

※”あれば加えたいもの”もここで加えます。

自分は一年前に買って使っていなかった鶏糞、同じく余っていた苦土石灰と朝食で食べた納豆から作った納豆水を入れました。

(納豆水=納豆の容器に水を入れてぬめりを水に溶かしたもの)

4.そこに少しづつ水を加えていきます。

※水の入れすぎ注意

※水の入れすぎに注意

納豆の入っていた容器を水で洗いその水を入れます。

5.ある程度混ざったら握ってみて、固まり、指で押すとパラパラと崩れる固さを目安に水分を調整します。

6.袋から可能な限り空気を抜いて結ぶ

7.袋の上に更に袋を置き、そこに水を入れてから結びます。

こうする事によって、より米ぬかぼかしの入った袋を密閉出来ます。

8.最後にガムテープでしっかりと光が入らないように蓋を留めて、後は放置します。

2020年2月22日

2020年4月29日(約2か月後)

9.~10.約2か月後、ちょうど祝日で休みのため様子を見ようと中の匂いを嗅いでみると甘い発酵した香りがしたので蓋を開けてみました。

※白いのはカビは問題ございません。

11.中身を出して、ほぐしながら薄くのばして乾かします

乾いたら完成です。

12.ビニール袋に戻して保管

※湿気が残っていると腐ったり、虫が出ますのでしっかりと乾かしてください。

※屋内で保管可能なのであれば、通気性の良い土嚢袋などに入れても良いでしょう。

いかがでしたか?

凄く簡単に安く肥料が作れますので、皆様も是非チャレンジしてみてください。

余った米ぬかがありましたら竹パウダーも混ぜた、ぬか漬けも作りもおすすめです!

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水田の中の案山子

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