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ホウレン草、小松菜、ネギの収穫作業/方法実践編

若い芽を出したばかりのホウレン草畑

最近書く事が全く思い浮かばず、ブログの更新が停滞しておりました。このままではイカン!と思っていたのですが、やはり浮かばず。。。

んで今まで約1年間、通った農家さんでの週末農業の内容について書こうと思い定めました。ここに記載する事は実際に自分が行った事だけにしようと思います。経験無い事を記載しても説得力がないと思いましたので。それを記載したところで何になるのかわかりませんが、 あまり実際の農作業について細かく書いているサイトも見た事がないのも理由の一つで、何がしかの参考になればと思い記録いたします。

目次

ホウレン草と小松菜の収穫

ホウレン草と小松菜の収穫方法は基本的に一緒ですので一括りにいたします。ちなみに写真は路地栽培のホウレン草です。

ホウレン草と小松菜(以後ホウレン草)の収穫方法はいろいろあるようですが、うちでは2種類の方法で実施しております。一つ目は手で根っこまで引き抜いて、余分な葉(主に外側の広がってしまった葉や虫食いのある葉)などを取り除き、ある程度溜まったら根っこを鋏で切り揃えていき、それをカゴに入れていく方法。

もう一つは鎌で根元あたり(土に鎌を食い込ませるイメージ)を刈って収穫する方法です。鎌でやる時は並んだホウレン草をまとめて数束毎に刈り取っていき、ある程度溜まったら、後は同じく一つ一つ丁寧に根っこの部分を鋏で切り揃えて、余分な葉っぱを取り除きカゴに入れていきます。こちらの方法の方が効率が良く多く収穫出来ます。

しかし、この方法には欠点もあります。それは根が土に残る事です。路地栽培であればあまり問題とならないようですが、ハウス内だと残った根っこが腐ったり、病気の元となったりするようです。従いましてハウス内で育てるときは手でホウレン草を1-3本程度を手で引っ張って根っこまで抜いて収穫しております。

路地とハウスで収穫方法を変えているんですね!

ちなみに収穫中、虫がいた場合などは手で取り除いたり、アブラムシなどの場合は歯ブラシでこすって落としたりしております。

収穫したカゴはその後、作業用ハウスで袋に入れる直前に虫などがいないか最終検品を実施して袋詰めをしております。袋詰め前に重量を測り、プラスチック製の簡易的な袋詰め器(下敷きを折りたたんだようなもの)でホームセンターで購入したホウレン草用のビニール袋に詰め、上部を折り返し、セロハンテープで留めて配送用のコンテナに詰めて終了です。(ホームセンターは袋を売って、野菜を置いてもらって手数料をもらいで二重で儲けがありますね。いや最近は農薬、肥料、農機具など農業資材も販売しておりますので、二重どころではないですね。いい商売ですね、農家さんにとっても有難い存在だとは思います。)

こうして見ると細かい作業含めると結構な工程がある事に今更ながら気づきます。これが一袋180-250g程度入って100~150円だと安すぎると感じるようになりました。

農家の特権小松菜編(小松菜の菜の花を食す)

追記ですがホウレン草も小松菜も取り切れず収穫が遅れるとトウが立ち花が咲くのですが、その花が少し咲いた後も(好みで咲く前でもOKですが自分は花が少し咲いたくらいの彩りと香りがある方が好きです)収穫して食べられます。正直、スーパーで売っている菜の花より断然美味しいです。これこそ農家の特権ですね!お浸し、辛し和え等、美味しくいただけます。自分はそれを使ったペペロンチーノが一番のお気に入りです。白菜のトウたちしたものはもっと美味しいらしいので、そのうち試してみたいです!

ネギの収穫

ネギは成長するに連れ畝を高くしていき栽培しております。収穫の時は高い畝になっております。土が乾き気味だと手で数本づつまとめてスポスポと抜いていけますが、少し湿っている場合はショベルで畝の裾野の部分を崩してからネギを抜いていきます。

抜いたネギは一輪車に乗せて運び、その後、外側の泥の付いた部分を手で剝いていきます。長ネギの下の部分は茎を切り落とさないよう根っこのみを(茎を切ってしまうと下からネギの粘液が出てきてしまいます)、上の緑色の部分は全体が一定の長さになるよう鋏で切りそろえております。

その後、ビニールに3-4本づつ詰めていき出荷です。

ネギの工程は単純なんですが、外の皮を剝くのが結構時間がかかります。エアーコンプレッサーを使ったネギ専用の皮むき機などがあるようですが、 お世話になっている農家さんは効率を考えて、その購入の検討をしているそうです。数万円で購入出来るようですので時給換算して元を取れるようでしたら購入するのが良いと思いました。エアーコンプレッサーも別で必要ですが、それは他にもいろいろな用途で使えますので良いかなあと思います。

農家の特権ネギ編(収穫したネギ坊主を食す)

ちなみに取り遅れたネギもトウ立ちして花が咲くのですが(咲く前のネギの先っぽに丸い玉みたいなのでがつくのですが、それをネギ坊主と呼びます)、その花が咲く前のネギ坊主が小さいうちですとネギ自体も少し硬いですが食べられますし、何よりネギ坊主が美味しく食べられます。ネギ坊主の下の茎の部分を1-2cm残して切って、てんぷら等にすると少し苦みのあるその大人な味が最高に美味しいです。(ふきのとうに近い気がいたします。)スーパー等で売っている事はまず無いので、これもまさに農家の特権ですね!家庭菜園等で育てている人も是非試してみてください。自分はネギ坊主だけで山盛りの天ぷらを作って食べました!

まだまだ他にも収穫している野菜はありますが、今日のところはここまでにしようと思います。

ではでは

若い芽を出したばかりのホウレン草畑

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