この記事では前回の記事”サラリーマンが就農したい時、何から始めれば良いか”に続いて農業を始める際の具体的な悩みの一つになるであろう場所/土地や作物を決める方法について、記載いたします。
都会に住んでいたり、そうでなくても身近に農業というものがない人が就農を考える際に実際どこで就農するのか?またはどんな作物を作るのか?という悩みを抱える人の参考に少しでもなればと思い、自分の経験や思いをシェアさせていただきます。
そしてあなたの就農に向けた一歩を踏み出す小さなきっかけの一つになれば嬉しいです。
この記事を読むと、新規就農する場所を悩んでいるあなたと同じ思いをした事のある自分の経験を例として読む事が出来ると思います。
それでは本題に入ります。
就農する場所/土地から決める
自分の場合、当初漠然と就農場所は「埼玉か長野がいいなぁ~」と考えている程度でした。前者は現在住んでおり、後者は嫁の母親の実家があるという事で両方とも自分にゆかりのある土地でした。
場所の決め方は人それぞれで、この後に出てくる、作る作物を決めるのとも密接に関わってきます。
「何を就農前のド素人が偉そうに!」と言われそうですが、事実です。。。
場所を決めると作る作物はある程度決まりますし、逆に作りたい作物がある場合は、その場所はある程度決まります。
(”ある程度”というのは今は技術も進化しておりますので、例えば南国のフルーツを温室栽培で北海道で育てる事も可能だからです。極端な例かもしれませんが、そういった事も技術的には可能です。ただ当然自然の摂理に抗う必要がありますので、その労力は南国で生産するよりも増しますし、その設備に投資する費用も当然増します。)
自分の場合は、いろいろな機会で長野県に何度も行くうちに、気候の良さ(長野県は広いので場所によります)、 そして何よりその山々の景色の雄大さに圧倒され長野で就農をするぞ!と作物より先に場所で決めてしまいました。
(実はこのブログを書いている現在も生産する作物は決めておりません。リンゴとブドウに強い興味があり、おぼろげに、それにしようかなぁと考え始めたところです。)
就農時に作る作物から決める
人によっては、ある特定の野菜や果樹を作りたい!という強い思いを持っている人もいると思います。
その場合は、その作物が盛んに生産されている土地の中から選んでいくという事になるのだと思います。
当然、その作物が多く生産されている土地というのは一部の例外を除いて大抵はその生産に向いている土地です。
また周りの人の助けも得られる機会が多い(←これ個人的には必須と考えております)と思います。
栽培の修行をするにしても、その土地の生産者あるいは法人にとなるでしょうから、まずは作物を決めるというのも決め方の一つだと思います。
じゃあ、サラリーマンが実際どうやって就農場所や作物を決めるの?
就農場所や作物は簡単には決められない
就農場所や作物を決めなくてはいけないのはわかったけど、じゃあ実際どうやって決めるの?
自分も漠然と場所や野菜を考えておりましたが、実際どうやって決めればよいのか当初わかりませんでした。
作物に至っては未だに決められておりません。
周りの家族や知り合いに農家がいなく、農業と縁のゆかりもない都会育ちの方にとっては、そもそもイメージがわかないのは致し方ないと思います。自分もそうです。
まずは農業関連情報を収集出来るサイトに登録をして就農に関する情報を集める
農業関連の求人や情報を扱っているサイトはいくつもあります。
その中でいくつかをピックアップして登録をしてください。そういったサイトは求人だけでなく自治体やJAで行っている農業体験等の案内もあり実際自分もいくつかの自治体の農業体験に行ってきました。
農業体験では自治体によって内容は違うものの、
1.実際の農作業を体験出来る
2.本物の農家の方々のお話を聞ける
3.自治体の支援体制がわかる
4.新規就農者の実態、状況が聞ける
5.土地の雰囲気、気候などがわかる
など、ネットや本だけでは手に入らない非常に有意義な生の情報が多く得られます。
参考まで自分が登録して情報を得ているサイトが下記です。
(念のため、リンクを踏んだり、行った先で会員登録しても自分には何も見返りはございませんし、有害サイトでもございませんのでご安心を(^^;))
自治体などが実施している農業/就農体験に参加する
自分の気に入った土地でもいいですし、作りたい作物の農作業体験をさせてもらえるところでもいいので是非一回と言わず何回も納得するまで体験することをお勧めいたします。
その中で気に入った土地、作物が出てきたら更に追求をしていくという方法が良いのではないでしょうか?中には一泊や二泊と宿泊をして数日にわたって体験を出来たり、実際の就農者との懇親会なども開催してくれる自治体があります。(自分も参加させていただきました。)
お酒が入ると打ち解けて本音で話せたり、聞きづらいお金の話や農家ならではの苦労や裏話なども聞けたりするので絶対にお勧めです。
自分の場合
自分の場合は長野県で就農したい!と決めておりますので、その中で作物を現在絞り込み始めております。
ですので、今後は長野の各自治体が実施している農業体験のうち、リンゴ、ぶどうを中心に農業体験が出来る研修や体験会に積極的に申し込んでいこうと思っております。
その中での出会いであったり、体験により方向性が決まってくるのではと期待しておりますし、そのつもりで本気で取り組みます。
勿論、それと並行して現在週末に行っている農家のお手伝いを継続して農業力もつけていきたいと思っております。
皆様が就農場所や作物を決める際の参考に少しでもなれば嬉しいです。
結論:サラリーマンが就農する場所/土地や作物を決めたければ自治体などがやっている研修や体験/説明会に参加せよ!
です。
ではでは!
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