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もう悩まない 脱サラして農業をしたい人が何から始めれば良いか?

ネギを定植した畑

この記事では東京で働く一般的なサラリーマンである自分が就農をしたいと思った際に最初にどういった事から取り組んだか?という事を実際の自分の実体験を元に書いていきます。

都会に住んでいて、且つ農業に縁もゆかりもない人が「農業をやる!」といっても、一体どこから手をつけて良いのかわかりませんよね?

自分もそうでした。

なのでこの記事では身近に農業に触れる機会の少ない人、

でも農業に興味がある人に少しでも自分の経験が役に立てばと思い書きました。

くり返しになりますが、この記事では農業に興味を持つ人に自分が経験して実際の農業に少し近づけた際の方法を記載いたしました。

目次

サラリーマンである私がなぜ就農を希望するか?

自分が就農したいと漠然と思うようになったのは2018年の春頃でしょうか。このブログを書き始める一年ちょっと前の話です。

当時、自分は都会にも仕事にも疲れていて「田舎でのんびりした仕事について、ゆっくりと過ごしたいなぁ」などと漠然と甘い考えをもっておりました。

都会の雑踏の中で毎日を忙しなく過ごしていると誰しも、そういった瞬間があるのではないでしょうか?自分もその一人でした。

勿論、場所にもよりますが、その場合は今の仕事を辞める必要があると考え、じゃあ一体自分には何が出来るのか?何に興味があるのか?という簡単なようで難しい自分への問いかけが始まりました。

2~3か月悶々と悩み、考え、出た結論(まだかな?)は田舎で地に足をつけて自由に仕事が出来るのは農業なのではないか?という事でした。(農業を志すまでの途中経過ハショり過ぎですね。。。いつかもう少し詳しく書きます。)

ただ自分で言うのも何ですが私は思い付きですぐに行動する事が多いと周囲も認める超行動派なのですが、飽きっぽいという欠点もある性格です。

流石に仮にも現在はある程度の収入があり、安定している仕事を辞め、引っ越して、就農した後、やっぱり飽きたでは嫁にも申し訳ないと思い、自分の覚悟をまずは確かめる事が必要だと思うようになりました。

サラリーマンが就農するにあたっての課題

そこで自分に課した課題は

1.嫁の了解を得ること(嫁は突然私が農家になりたいなどと言い出したので反対というよりは驚いているようでした。また自分の飽きっぽいところも良く知っていると思います。)

2.農業を実際に体験する

3.お金を貯める

の3つでした。

1.の妻の了承を得る事は今後時間をかけてじっくりと農業や田舎の魅力を伝えていきながら、不安を取り除いていければ良いと思っております。3.のお金を貯めるのはコツコツやるだけです。

問題は2.でした。ここで壁にぶつかりました。

サラリーマンが仕事を辞めずに就農のために農業を経験/勉強するにあたっての選択筋

農業を実際に体験するにあたりネット等でいろいろと方法を探したりしている中で選択筋として自分の中で浮上してきたのが下記の4つの候補でした。

1.農業研修をやっている大学や学校法人等で農業を学ぶ

2.農家、農業法人でアルバイトをする

3.市民農園やシェア畑を借りて、自力もしくはそこで教えてもらう

4.家庭菜園をやって独学で学ぶ

結論から言いますと

4の家庭菜園以外はどれも選びませんでした。(家庭菜園はやっております)

自分の状況に合わなかったのです。

1.の場合は仕事を辞めて、場所によって金額は違いますが概ね数十万円払ってスタートしなければなりません。

(週末だけを利用して教えてくれる研修所もありましたが、やはり十何万必要でした。)

まずは農業の経験をしたいので仕事を辞めることは、現在はまだ考えていないですし、お金を貯めたいのに逆に支払っていてはダメだと思い、しばらく安いところなども探してみましたが断念いたしました。

2.につきましては現在働いている会社が副業禁止のため就業規則に抵触するのでリスクがあり、また土日だけという求人が自分が探した中ではありませんでした。

(あなたの働いている会社が副業OKの会社で、且つ土日のみで或いは、あなたの休みの日にアルバイトが出来るところが通える範囲内であるのであればお金も稼げて農業経験も積めて選択筋としては最高だと思います。)

3につきましては複数の市民農園や市で運営をしているところを回ったのですが、当然、趣味でやる方のためがメインで、本格的に教えてくれるところはなく(住んでいる場所の関係もあるかもしれません)

また皆さん教わるより独学で楽しんでやるのが良いと思う方が多いようで(趣味なので当然?)、昔は農業指導員が常駐していたところも、今はいないなど誰かからプロの農業について学べる環境ではありませんでした。

また、こちらも大学や学校法人程ではありませんでしたが、ある程度費用が掛かるのもネックでした。

ツテも無いサラリーマンが就農希望を直接JAに連絡しても難しい

では、実際に自分はどうしたかというと、上記1~3に見切りをつけ自分の住む家の近くのJAに連絡をして、「将来就農を希望しており、農業体験をさせてもらえるところを紹介していただけないか?」と自分の中で超good!なアイデアを実行したのです。

しかし、帰ってきた答えは素気無いもので「うちではそういった紹介はしてないんですよぉ~」というものでした。

一瞬耳を疑いましたが、これが日本の農業/農家を支えるべき団体の実態でした。

JAは自分の自治体にはいくつかありましたので、少し離れたところも含めて数件同じ問い合わせをいたしましたが、どこも同様の回答でした。

埼玉県ではそういった人(←就農したい人)が少なく、受け入れ態勢もJAとしては無いとはっきりと仰っておりました。

最後に「県庁もしくは市役所に相談すると良い」との”有難い”アドバイスもいただいたところもありました。

( ※すべてのJAがそうではないと思います!あくまで私が連絡をした埼玉県のとあるJAの話です。 農業を支える事に熱心なJAや志のある職員さんは全国には一杯いると思います )

自分が甘かったです。

農業は人手不足/担い手不足ともっぱらニュースでもやっており、自分みたいにピチピチのヤングガイ(←四十代(;’∀’))の無償のお手伝いならどこでも歓迎だろうと思っていたらイキナリ足掛かりを失いどん底に落とされました。

さあ、どうしよう。。。

妻にJAのだらしなさ(勝手にそう思っている)を愚痴って、果ては日本政府の農政まで罵って、酒を煽り寝た翌日は既に立ち直り、次の手立てを考えておりました。

農家の方に直接連絡をする

便利な時代です。

はい、ネットで「就農、体験、農業、埼玉、アルバイト、週末、土日、農家」などと入力してそんなに多くは無いですがヒットした近隣の農家さんのHPや、まとめサイト、斡旋業者などを片っ端から読み漁り(←ここ重要です。実際、私がお世話になっているところはHPの更新は数年間されておりませんでしたが住所と電話番号はあったので連絡出来まました。)条件に合いそうなところを探しました。

最終的に数件の農家さんにいきつき、実際に電話をしてみました。

その中で現在も週末にお世話になっている農家(Kさん)がおりました。

電話をして事情を話したところ、「まずは来てみなさい」という事で電話をした週末に速攻訪問して、いろいろとお話を伺いました。

Kさんがどんな農業をやっているか、自分がどんな農業をしたいか(何も決まっていない。。。(;’∀’))など、いろいろ話しましたが、1時間ほどお話をした後、「じゃあ来週から来てみる?」との事でお声がけいただき、喜び勇んで帰ったのを今でも思い出します。

そんな事もあり2018年の夏から、平日はサラリーマン生活をしながら週末(主に土曜日、たまに日曜日も)Kさんのところに車で40分程かけて通い、農業のお手伝いをさせていただいております。

体力的にキツイ時もありますが、飽きっぽい自分が2-3年、継続出来れば自分の覚悟も確かめられるし、妻の説得材料にもなるし、農業技術や作業を学べるし、また自家用の野菜をいつもくれる!と良い事づくめでKさんには感謝しかありません。

平行して就農のための資金調達(貯金、投資)も進めておりますが、その話は今度させてもらおうと思います。

結論:サラリーマンが就農を希望する場合、勇気を持ってまずは農家さんに直接連絡を!

という事で結論はサラリーマンをしながら農業体験をしたい場合は、直接農家さんに連絡を取っていただくのが一番という結論です。農家さんも人手は多いに越したことはない!!はずです。。。

最初は勇気がいるかもしれませんが、思い切って、その一歩を踏み出しましょう!

ではでは

ネギを定植した畑

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