この記事では家庭菜園で人気の野菜を育てる際におすすめなコンパニオンプランツの組み合わせをご紹介いたします。
コンパニオンプランツは調べていくと途中でわからなくなってしまう程、その種類や組み合わせが無数にあります。
この記事ではお手軽、かつシンプルを心がけて一番オススメのコンパニオンプランツを中心にご紹介いたします。
この記事を読むとわかること↓
- コンパニオンプランツってなに?
- 家庭菜園で人気の野菜
- 人気野菜トップ3にオススメNo.1のコンパニオンプランツ
- 万能なコンパニオンプランツ
人気野菜にオススメなコンパニオンプランツをシンプルに紹介しますよ。
家庭菜園を始めたは良いけど、
- 虫が大量についてしまって野菜が全滅した
- でも農薬は出来る限り使いたくない
- また狭い場所でいろいろと育てたい
とお困りではないですか?
せっかく何か月も毎日欠かさず水をあげたり世話をしてきた野菜にアブラムシがびっしりとついて全滅してしまった。
葉ががっつりと食べられて枯れてしまった、病気になってしまった。
こんな経験をしたら誰しも、やる気が無くなってしまいますよね?
もう家庭菜園なんて面倒だしやりたくないなぁ
スーパーで買った方が安くつくし美味しいからもう家庭菜園はやらない‼
自分もそら豆がアブラムシにやられ全滅した時、同じような思いをしました。
それでも家庭菜園は凄く楽しくて、最高に面白い趣味だと思っております。
そんな思いを皆様にも持ち続けてほしいと願っております。
では、どうすれば良いか?
解決策はコンパニオンプランツです。
コンパニオンプランツとは?
コンパニオンプランツとは、野菜、果物やハーブ類などを組み合わせて一緒に植える事により、お互いに良い効果を与え合う植物同士を組み合わせて栽培する方法です。
その効果は
- 害虫を遠ざける
- 病気の予防や蔓延を抑える
- 成長を促進させる
- 収穫量を増やす
など多くの良い効果をもたらします。
化学的には証明されていないものも多いため、偉大な先人たちの経験則からくるものがほとんどですが、実際にやってみると良い効果を発揮する事からやる価値は充分にあります。
また、コンパニオンプランツをやるメリットは、その効果からくる恩恵で
- 農薬を減らせる
- 肥料も減らせる
- 土地の有効活用が出来る
- 上手く混植すればオシャレになる
などがあります。
ただし、注意が必要なのはコンパニオンプランツの効果は緩やかである事が多いという事です。
自然相手ですので諸々の環境要因によりその効果なども変ってきます。
そしてこれは農薬を使う場合でもそうなのですが、完全な栽培/防除の方法というのはありません。
なので家庭菜園でやる場合は、あまり過度に期待をせず、いろいろな組み合わせを試してみたりと楽しみながらやる事が大事だと思います。
また不織布、マルチなどの農業資材で補助していくことも大事です。
家庭菜園で人気の野菜とオススメのコンパニオンプランツ
家庭菜園でなんと言っても一番の人気はミニトマトです。
ダントツの人気で、ホームセンターなどに行くとわかるのですが、トマトの種類の充実ぶりは凄いです。
その他、あらゆる料理に使えて常に冷蔵庫に入れておきたいネギや
大人も子どもも大好きなきゅうりなど、夏野菜を中心に人気ですね。
1位から10位までは下記のとおりです。
家庭菜園で人気の野菜ベスト10
- トマト
- ネギ
- きゅうり
- ピーマン
- ナス
- しそ
- 大根
- じゃがいも
- オクラ
- ハーブ類
それでは家庭菜園で人気の野菜順に相性の良いコンパニオンプランツを紹介していきますね。
人気一位、ミニトマトのコンパニオンプランツ
家庭菜園で一番人気がある野菜はミニトマトです。(ミニトマトと中玉トマト)
トマトのコンパニオンプランツは多くあります。
ハーブ類は総じて害虫忌避効果がありますが、トマトには特にバジルがオススメです。
バジルはトマトとの食べ合わせが良いですので一緒に育てて収穫すれば一石二鳥ですね。
とれたてのトマトとバジルでピザにしたら最高です‼
他にもパスタなどイタリア料理を作ってワインでオシャレなランチやディナーはいかがでしょうか?
その他の組み合わせとしては、ネギ類(ネギ、にんにく、ニラなど)やアスパラガスも効果がありますが、種を蒔く季節、お手軽さ等を考えるとバジルが一番だと考えます。
逆にトマトと一緒に植えるのを避けたいのは、きゅうりなどウリ科の植物やオクラです。
これらの植物を混植すると土中のネコブセンチュウを増やしお互いの成長を妨げます。
他には背の高くなるトウモロコシなどは強い日光が必要なトマトの成長を妨げるのでオススメいたしません。
結論:トマトとはバジルを一緒に植えましょう。
人気二位、ネギのコンパニオンプランツ
ネギ類はそれ自体がその独特の香りで害虫を遠ざける効果のある非常に有効なコンパニオンプランツです。
しかし、そのネギを好む害虫(ネギアブラムシやネギアザミウマ)もおりますので、それに効果を発揮するコンパニオンプランツを組み合わせるのがポイントです。
ここでは秋蒔きのネギもしくは小ネギを想定してオススメいたします。
ズバリおすすめはトマトです。
なんと家庭菜園で人気第一のトマトとの相性が良いのです。
トマトはネギ類の害虫を遠ざける効果があり、逆にネギ類はトマトなどのナス科につく害虫を遠ざけ、青枯れ病などの恐ろしい病気も抑える効果があると言われております。
秋蒔きのネギの定植時期は4月~5月でトマトの定植時期とも近いですので、一緒に育てるのにも最適です。
家庭菜園で人気一位、二位の最強コンビですので、鉄板の組み合わせですね。
尚、秋蒔きのネギの収穫は7月~9月とトマトの収穫時期とも被りますので、植えるときは少し離して植えるのがコツです。
結論:ネギとはトマトを一緒に植えましょう。
人気三位、きゅうりのコンパニオンプランツ
きゅうりも夏野菜の代表で家庭菜園でも不動の人気野菜ですよね。
オススメのコンパニオンプランツはパセリです。
きゅうりは、その97%が水分で特に水分が重要な野菜です。
しかし栽培自体は日当りの良い場所を好むので、いかに夏の収穫時期の乾燥を防ぐかが大事です。
そこでパセリです。
パセリは背が高くなりませんので、きゅうりへの日光を遮らず、また株元に植える事で土壌の乾燥を防ぎます。
また、セリ科独特の香りが害虫を防ぎます。
パセリは日当りが良すぎるのは好まないため、きゅうりの株元で葉の陰に隠れられるので良く育ちます。
相互に良い作用があります。
結論:きゅうりとはパセリを一緒に植えましょう。
人気野菜におすすめのコンパニオンプランツまとめ
この記事では家庭菜園で人気の野菜トップ3にオススメのコンパニオンプランツをご紹介いたしました。
- トマトにはバジル
- ネギにはトマト
- きゅうりにはパセリ
まずは、この組み合わせで家庭菜園を楽しんでください。
そして、余裕が出てきたら更にいろいろな組み合わせを試していくと楽しみ方の幅も広がっていくと思います。
万能なコンパニオンプランツ
最後に上記では各々に最適なコンパニオンプランツをご紹介いたしましたが、万能なコンパニオンプランツを一つ紹介いたします。
それはマリーゴールドです。
マリーゴールドはキク科の一年草です。
春から秋にかけて長期間に渡り花を咲かせます。
マリーゴールドは、その根に土壌中のセンチュウを低減する働きがあります。
また、花の独特の香りでアブラムシ、コナジラミや蛾などの害虫防除の効果もあります。
実はマリーゴールドはトマト、きゅうりとも相性がとても良く、ネギとも混植可能なんです。
また相性の悪い野菜がほとんど見当たらないため、迷ったらマリーゴールドです。
この記事で提案したコンパニオンプランツの組み合わせは超シンプル。
でもそれも面倒な場合は育てたい野菜の隣にとりあえずマリーゴールドを植えれば良いです。
食べる事は出来ませんので例外として最後に紹介させていただきましたが、観賞用にもなりますので、こちらもオススメです。
ではでは素敵な菜園ライフをお楽しみください。
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